成長の壁

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成長の壁とは?

中小企業とできものは大きくなると破れると申します。お出来が破れるのは治る過程ですから良いとしても中小企業が壊れるのは困りものです。中小企業は、なぜ大きくなったら壊れるのか?大きくなるとはどのくらいの規模感か少し考えてみようと思います。

中小企業の定義とは―

中小企業基本法の定義によりますと、製造業では従業員300名又は資本金3億円以下、卸売業では従業員100名以下又は資本金1億円以下、サービス業では従業員100名以下又は資本金5,000万円以下、小売業では従業員50名以下又は資本金5,000万年以下の規模を中小企業としています。同じく小規模企業はサービス業・商業で5名以下、製造業では従業員20名以下と定義されています。

中小企業の経営戦略で実績のあるランチェスター経営(株)が、セミナーの参加者に「中小企業とは社員数何名くらいでしょうか」とアンケートしたところ、会場や参加者により多少のブレはありますが、平均的には30名弱で落ち着くそうです。これは法律の定義よりも経営者の実感に近いと思います

従業員10名の壁

従業員10名以下の会社では、社長が八面六臂の活躍で営業から仕入れ、在庫、資金繰り、経理まで指図することで、社長と従業員の二階層で済みます。いわゆる文鎮型で家業レベルの組織といえます。法人企業の約7割が該当します。

従業員10名を超えますと社長一人では非効率になってきます。「マジカルナンバー7」と申しまして、一人のリーダーが同時に把握できる限界が7名との有力な説がありますが、社長は管理する人員の限界を超え疲弊して行くわけです。効率アップのため、もう一つ階層を増やして三階層の組織になります。この場合、社長と一般の従業員の間に置かれるリーダーは主任や係長と言われ3~4名を束ねる役割を担います。一つのチームがリーダーも含めて4~5名になり、「マジカルナンバー7」の考え方を当てはめると、この組織で社長が束ねられるのは28~35名が限界となります。本来的な管理職や経営者は社長だけの組織ですが、最大7名までのリーダーが存在することで、家業と企業の中間レベルの組織になります。法人企業の約2割が該当します。

従業員30名の壁、限界企業のわな

従業員30名を超えますと、部門管理者を置いて社長の仕事を分割するか、主任・係長を取りまとめる課長を置き、4階層の組織になります。経営者の個人企業観から社会経済観への理念の転換、ワンマン経営から幹部による組織的経営への転換が求められます。この規模で経営管理がしっかりしてくると、これを組織の原型として組織を大きくすることが可能ですが、単に組織を膨らませると放漫経営となり限界企業(業界内で最も生産性の低い状態)に陥ることになります。この従業員30名の壁を越える法人企業の約1割、従業員100名を越え中堅企業となるのはその半数に満ちません。

従業員10名の壁は社長の頑張りで越えられますが、従業員30名の壁は経営のパラダイム転換が求められます。我々マッチアップは、このブログを従業員30名の壁を越えて、限界企業に陥ることなく中堅企業へ成長するには何が必要か、明らかにして行きたいと思います。一緒に考え成長の壁を乗り越えて参りましょう。

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